
家づくりに役立つ、インテリアのアイデア集
リノベーションや新築、DIY、インテリアコーディネートなど、
自分らしい楽しい住まいづくりに役立つアイデアを、
エイトデザインの住宅事例を題材にしてお届けします!

東京都世田谷区のマンションリノベーション事例。
SNSでも人気を集めるY様邸は、ディスプレイ関連のお仕事をされている奥さまのインテリアセンスが光る、感性豊かな住まいです。
リビングや廊下には世界中から集めたアイテムが並び、まるでギャラリーのような雰囲気に。
「お気に入りのものを飾りながら暮らせる家にしたい」との想いから、エイトデザインとの家づくりがスタートしました。
引き渡しから約2年、暮らしの中で見えてきた“理想の家”のつくり方を伺いました。
→WORKS 163「Chill at【】 – ディスプレイを楽しむ家」

「賃貸時代は、集めたものを飾る場所が足りなくて。お気に入りの物を飾ったり、しっかり見える場所に置けるようなリノベーションににしたかった」と語るY様。
玄関から続く廊下には、壁一面の飾り棚を造作。「ディスプレイする」ということを最優先に、棚受けが見えない仕様にして、空間をすっきりと見せています。
そして、なんと言っても壁面の色使いが魅力的。
真っ先に「壁にグリーンを使いたい!」と即決したものの、グリーンにも100色以上あると知り、色見本を比較しながら何度も検討を重ねたそうです。
「設計士さんが“太陽光だとこう見える”“塗る範囲が広くなると薄く感じる”など丁寧に教えてくれて、自分が思っているよりも少し濃いめを選びました。結果、理想通りの色になりました」。
使用したのは、日塗工のグリーン(39-70H)とライトグレー(24-75A)。
飾り棚の反対側の壁をグレー単色にすることで、視線を棚に誘導。
色の重心のバランスまで計算された配色で、空間全体が心地よくまとまっています。


窓のない洗面とトイレには、明るいイエローを採用。
「日が入らないぶん、照明と組み合わせて太陽のような温かみを出したかったんです」。

約4畳のキッチンは、2人並んでもゆったり作業できる広さ。
壁面には飾り棚を、調理器具や食器を収納する棚はオープン収納に。
キッチンの中で一番力を入れたのが、テラゾータイルが素敵な造作カウンターです。

「夫婦でお酒が好きで、バーのような雰囲気を出したくて、ハイカウンターを希望しました」とY様。
立って作業もできるようにカウンター高は1100mm。
「昼に一人でランチを食べたり、夫が立ったままPC作業をしたり。いろんな使い方ができて便利です」。
キッチンの棚をオープン収納にしたのは、こだわりのカウンターに予算を回すための工夫。
「棚に扉が付いてなくても、ペニンシュラ型なのでリビング側からキッチンの中までは見えないし、結果的に食器の出し入れがラクでした」と笑顔で語ります。
ピンクのカルテルのペンダントライトは、当初はブルー系を提案されていたものを途中で変更。
「空間の色がまとまってきた段階で、“やっぱりピンクがいい”と直感で決めました」。
透明感のあるライトが、テラゾーの模様や、トゥーのハイスツールの色とも絶妙にマッチしています。

LDKの床はモルタル調の塩ビタイルを市松貼りに。
「モルタルの床がいいな、と思っていたけど、冷たさや硬さのデメリットを聞いて、モルタル調の塩ビタイルにしました」とY様。
「暮らしてみると、掃除がラクで、水を弾くし傷もつかない。こどもがおもちゃを落としても安心で、素足でも気持ちいい」と笑います。

寝室とワークスペースには、東リの木目調タイル(ロイヤルウッドシリーズ)を採用。
触ると少し凸凹していて、質感もすごくリアル。

壁のグリーンとの色の相性も抜群ですが、寝室で一番目につくのは、なんと言ってもネオンサインです。
「Better Together」=「一緒の方がなお良い」と書かれたネオンサインは、結婚式のために作ってもらって、今も大切にしている思い出の品。
今も寝室で柔らかく光り、家族の時間を見守っています。

住み始めて約2年。後悔はほとんどないと話すY様ご夫妻。
「あえて言うならば、角部屋で明るいのは嬉しいけど、冬が少し寒くて。家づくりの間に、暑さ寒さの対策はしておいたつもりだったんですが、暮らしながら二重窓に変更して、今は快適です」。
古いマンションでは二重サッシにすることで、防音・断熱・見た目のすべてが良くなると実感したそう。
また、構造上動かせない柱や、パイプスペース(給排水に必要な管をまとめている空間)も発想次第で味方に。
「取り除くことができないのならば、ソファの上に届くように読書灯を付けたら便利かな、と。柱それぞれの面に取り付けたコンセントは携帯電話の充電や掃除などに使えて、部屋の中心に電源があると本当に便利」と語ります。
役割を持たせることで自然にLDKの空間に溶け込み、生活に便利な柱に変わります。

最後に、これから家づくりをする方へアドバイスをお願いしました。
「理想の家をつくるには、施主側にもある程度の知識が必要。どんなメーカーさんにお願いしても、自分が思っていることを伝えるっていうのがすごく大事だなって感じたので、こういう家に住みたいっていう“理想の家”ががある人は、材質や仕様を調べたり、質問したり、自分の暮らし方に合うものを選ぶことが大切だと思います。」
Y様邸は、色も素材も“好き”で満たされた住まい。
時間が経つほどに味わいを増し、暮らしながら完成していく家です。
「ディスプレイを楽しむ」というコンセプトが、日常を少し特別にしてくれる。
そんな住まいづくりのヒントが、ここには詰まっていました。

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