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家づくりに役立つ、インテリアのアイデア集

リノベーションや新築、DIY、インテリアコーディネートなど、
自分らしい楽しい住まいづくりに役立つアイデアを、
エイトデザインの住宅事例を題材にしてお届けします!

おうち時間を楽しむ。スマホで撮るいい感じのインテリア写真のコツ

おうち時間を楽しむ。スマホで撮るいい感じのインテリア写真のコツ

お気に入りのインテリアを写真に撮る時、
せっかくならちゃんと実物の良さが伝わるように、
なんなら実物以上にかっこ良く見えるようにしたいもの。

おしゃれな写真は一眼レフを使わないと撮れない?
と思いきや、決してそんなことはありません。
エイトデザインのInstagramにもスマホで撮った写真が結構な頻度で登場しています。

インテリア写真はちょっとしたコツを身につければ、スマホでもかなりいい感じに撮影できるんです。

そんなわけで今回は、撮影&広報を担当しているわたくし寺嶋なりの、写真撮影&加工のテクニックをお伝えします!

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使用する機材&アプリのご紹介

撮影ではiPhoneの広角側のカメラをつかいます。
画角が28mmと、人間の視界に近い自然な写真が撮影できるので、インテリア撮影にぴったりです。

撮影後の加工では、VSCOというアプリを使用します。
傾きや色合いを細かく調整でき、自分好みの写真に仕上げることができます。

 

撮影のコツ1:水平垂直を意識する

これさえできればかなり写真のクオリティが上がります。

正面アングルは水平と垂直をしっかり意識。

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斜めアングルの時は縦のラインをすべて垂直に。

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見上げる(or見下ろす)アングルの場合は、横のラインを水平に。

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コツは、画面の中心にあるものを基準に傾きを見ること。
画面端のラインで合わせると、全体が大きく傾いて写ってしまうのでBADです。

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注視すべきは中心です、中心。
気をつけましょう。

 

撮影のコツ2:3分割の構図

古の時代から伝わる王道の構図、三分割法を意識しましょう。
不思議と人間が見て気持ちいい、安心できる構図になります。

iPhoneのカメラでは最初からこの補助線が表示されているので簡単です。

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撮影のコツ3:自然光で光に向かって撮る

自然光で撮りましょう。
それがてっとり早くいい色の写真を撮る近道です。
明るい時間帯の方がノイズが少なくクリアな写真になります。

夜の写真

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日中の写真

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そして、陰影を意識する。
正面からの光(順光)で撮ると細部までくっきり写りますが、ちょっとのっぺりしがち。
そしてごちゃごちゃしたあんまり見せたくない部分までしっかり写ってしまいます(涙)。

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逆光やサイドからの光で撮ると陰影が出てとてもドラマティックな写真に。
雰囲気は伝えつつも、ごちゃごちゃした部分は影でうまくごまかすことができます。

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「光に向かって撮る」を意識するとグッと印象的な写真になりますよ。

 

アプリで補正して好みの仕上がりに

撮影した後は加工です。
撮ったままの写真は食材、加工は調理と言えます。
調理することで食材の魅力をより引き出し、好みにの味に仕上げる。
写真も同じことです。

そして多少撮影にしくじっても、加工しだいである程度リカバリーできます。

 

加工のコツ1:傾きを修正する

撮影時に気をつけても、やはり多少は傾いてしまうもの。
アプリで傾き補正すればOKです。

この写真は分かりやすくするためかなり傾けて撮りましたが、加工でここまで修正できます。

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加工のコツ2:余分な部分をトリミングする

ごちゃごちゃした写って欲しくないものもカットして、主題に目がいくすっきりとした写真にしましょう。
今回はローテーブルが中途半端に写っていたので、カットします。

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適当に撮ったアングルの写真をトリミングして三分割のアングルにすることもできます。

 

加工のコツ3:色合いを補正する

自分好みに仕上げる最終工程です。

iPhoneで撮った写真は、そのままだとちょっと鮮やかすぎて私の好みではないため、彩度を下げて落ち着いた写真に仕上げます。

明るさを補正して。
明瞭度も少し上げて、パキっとメリハリを。
ホワイトバランスを調整して脳内のイメージに近づける。
私の場合は色温度とティント(色被り補正)、両方調整することが多いです。

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BEFORE

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AFTER

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こちらは実際に目で見たイメージに近い色合いに調整し、窓際の白飛び部分を捨てるため思い切って中心部分だけ切り抜いて使っています。

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世界観の統一を

細かな調整で写真の世界観を統一することができます。
Instagramなどのギャラリーも、トーンが統一されているとよりおしゃれに見えます。
めんどくさそうに見えますが、慣れればサクサクできますよ。
練習あるのみです!

お出かけできないときは、こんな風におうちの中で写真を撮って試行錯誤するのも楽しいですよ。

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