
大正9年(1920年)築の歴史的建築物を再生した複合施設「T9 HAKODATE(ティーナイン ハコダテ)」。
かつて漁業組合の事務所として地域の生業を支えてきたこの建築を、その歴史的背景や
文化的価値を活かした“Artisan Heritage Hotel”というコンセプトのもと再定義し、
クラフトビール醸造所、全5室のホテル、ラウンジスペースを備えた、新たな交流拠点として
再生しました。
エイトデザインは建築設計とグラフィックを担当。建物が歩んできた歴史や地域文化を手がかりに、
新たな滞在体験と交流を生み出す空間づくりを行いました。
函館市景観形成指定建築物である旧海同会館を、複合施設として再生。
歴史と文化、人と人、地域と未来をつなぎながら、 “にぎわいの拠点”として、新しい交流と体験を育んでいきます。


1階はクラフトビール醸造所(2026年6月開業予定)、2階はホテル、3階はラウンジスペース(2027年予定)です。
窓のステンドグラスが優しく光を通し、空間を華やかに彩ります。

使い込まれた手すりやディテールにあらわれる落ち着きと重厚感。
カーペットや照明は、建物に合わせて新たに取り付けました。

全5室のホテルは、スムーズでプライベート感の高い滞在を実現する無人運営。
大正9年築の建物に、現在の函館を感じさせる色や情景を重ねた客室を4室設け、
残る1室は建設当時である1920年の記憶を辿る空間としています。
Renga – 煉瓦 –
函館の赤レンガ倉庫に象徴される港町の歴史と記憶をイメージした、重厚感のある空間。


Gunjo – 群青 –
函館が誇る「100万ドルの夜景」と海の色をモチーフにした、幻想的な雰囲気の空間。


Sakura – 桜 –
春の函館を象徴する淡い桜色。やわらかな光の中で、心までほどけていく部屋。



Midori – 緑 –
T9の窓から望む函館山の緑を写し取った、自然の心地よさを感じられる空間。

1920 – 大正9年 –
この建物が生まれた年の名を持つ部屋。
百年の時間を受け継ぎ、建物の歴史と函館の風景に思いを巡らせられる空間。



ここで過ごす時間は、函館の街をより深く味わうための特別な体験。
大正の記憶に包まれる、贅沢なひとときを。
