
クライミングが趣味の旦那様と、美容関係に勤める奥様。
「新婚旅行で旅したフランスに、いつかまた行きたい」という願いを込めて、
芸術家や文豪が暮らした歴史ある街、パリ・モンマルトルにあるアパルトマンをイメージした住まいを作りました。
滞在時間の長いリビングは、居心地の良さを重視。
無垢板のフローリング、座面の深いソファ、あちこちで集めたアンティークの家具が、
温かみのある雰囲気を演出します。
ひとつながりになったキッチン・ダイニングでの食事は、まさにフランスのカフェ気分。
欧米のキッチンのレイアウトを参考に、
ペールイエローの造作キッチン×チェッカー柄のフロアタイルで、ポップに仕上げました。
築浅マンションを彩り豊かにリノベーションして、
大胆なパターン使いが魅力のオリジナルな住まいへ。
建具から、タイル、水栓カランや収納のつまみまで細部にこだわりセレクト。
生活感の出るものは極力隠して、どこに居ても気分が上がる空間作りを目指しました。
model:Mirei
ムードのあるブラケットライトが存在感を放つ玄関・ホールは、壁をクリーム色に。
寝室・トイレに繋がる形違いのドアは、壁に近い色のものをセレクトして、空間を広く見せています。


特徴的な柄のタイルが広がる玄関には、好きな作品や思い出の写真を飾って。
自宅に帰ってきたと一目でわかる、お気に入りのスペースになりました。
土間の奥からご主人の収納スペースに直行できて、外遊びから帰宅した際にはフロアを経由せずに、荷物を片付けられます。
出かける際に身だしなみを確認できるよう、突き当たりにはアンティークミラーを。
クロークの一角に、コンパクトなワークスペースを設けました。
廊下の左壁面は、可動棚を取り付けた靴収納。突き当たりのドアからリビングへ。
ドアは、ホール側はプッシュプレートを、リビング側は持ちやすく存在感のあるハンドルを取り付けました。
どちらの素材も使うほどに味の出る真鍮。モールディングを施したクラシックな雰囲気の部屋によく合います。
リビングの床は、傷がつきにくく木目が美しいオークの無垢材をヘリンボーン貼り。
ペンダントライトはアンティーク、壁は落ち着きのある絹鼠(きぬねず)色です。


LDKのサッシの色が目についてしまうので、壁を造作して窓枠をフレーミングしています。
キッチン・ダイニングの床は、キャッチーなチェッカー柄。2色の塩ビタイルを斜め貼りしています。
季節の花や植物を愛でて、心もリフレッシュ。
ペールイエローの造作キッチンは、面材・つまみなど細部までこだわってセレクト。
ぐるりと壁に貼った、クラシックな意匠性のあるタイルもお気に入りです。

ダイニングからリビングへの眺め。
アンティークのチェストにピカソのポスターがぴったり。
右側のカーテンを開けると、洗面・ランドリー・浴室があります。
レトロなデザインの水栓カランや、床に使用している、デザイン性と耐久性の高いセメントタイルもじっくり選びました。
セメントタイルは1850年代にフランスで生まれたとも言われ、歴史的建造物にも多く使われている素材です。
洗面スペースには大きな鏡を取り付けて、夫婦が横並びで身支度できる使い勝手の良いサイズ感。


お気に入りのアート作品を飾り、色使いを楽しむパリのアパルトマンのように、オリジナルな住まいづくりを楽しむリノベーションになりました。
