COLUMN

コラム的な

監督ではない

またライブをみんなで見たい

個人でライブを撮影しまくってたYouTubeアカウントがあるんですけど、たまに自分の撮ったものが関連で上がってくる。

今日はたまたまこれだった。テキサスの友達のバンドで、すごく再生されている。

5年前に撮影した映像をあらためて、なんとなく見たんだけど、今の世界の状況も相まってか、グッときてしまって涙が出たのだった。

最近、また撮る機会に恵まれて、ハッとしたところだった。僕はライブ映像を撮ってたわけではなかったわ、やっぱり。僕が形にしたかったのは、この空気感で、この時の記録だったなと。

これが最後の曲、といったバンドが、冒頭から失敗してしまって、オーディエンスがあたたかく迎え入れる。

曲が始まるや否や、リフを「歌う」聞こえる。ライン録音では拾えない、これ。

この瞬間に場に居合わせた、演者を熱い眼差しで追いかける人たち。

この偶然を切り取ってこそ、動画できるようになって本当に良かったなと感じるのだった。

つまり僕は、用意された結果を生み出せる監督ではなくて、みんなの偶然を合わせて形にしたいだけの人なんだと思う。

本質はどうやらここにあるっぽい。

次回は、微分と積分について書く!

ではまた再見!