仕事の都合で、久しぶり・初めての日本生活となるお施主様ファミリーの、新たな拠点づくりとなるリノベーションです。
これまで暮らした各国の蚤の市で手に入れた家具や小物も、船便でゆっくりお引越ししてきました。
ものづくりが趣味のお施主様。
快活で友人も多く、よく人を家に招くということで、
キッチン・ダイニングは、来客も一緒に料理をできるようなオープンな構成に。
壁を作るのではなく、天井に長いカーテンレールを設けることで、
用途に合わせてスペースをゆるやかにゾーニングできます。
住まいのテーマカラーはブルー。
自然光を受けて、爽やかで、広大で、冷静で、素朴で、自由。
美しいファブリックで彩り、自分好みの雰囲気を作っていく、
そんな新たな生活を営みながら育てる住まいです。
model:雪月
テーブルに座った家族と会話しながら、調理・片付けできる造作キッチン。
タイルを貼った壁で区切って、冷蔵庫スペースを隠しているので、すっきりとして見えます。
カウンター(ダイニング側)には浅めの収納を作ったので、食事中に使いたいカトラリーやティッシュをすぐに手に取ることができます。
コンロを壁側に設置したL型キッチン。レンジフードの上や壁に民芸品を飾って。
ワイングラスをかけられる天井吊棚も設置し、広い視界を遮らずに収納スペースを確保しています。
小物と雰囲気を合わせて、ラフで味のあるタイルをパターン貼りしています。
新しく作った洗面スペースにも自然光が入るように、3面に窓を設置。
アンティークチェッカーガラスに合わせて、サイズを調整しました。
観葉植物をたくさん置いて、自然を感じながら落ち着く空間に。
やさしい光を放つ星型のランプは、モロッコ旧市街の市場で手に入れました。
リビングには大きなラグを広げて、ミニテーブルとレザークッションを。
光の差し込む窓辺にはアトリエスペースを設けました。
エスニックな雰囲気の家具はディテールも見事。
思わず「これは何?」と聞きたくなるような、ワクワクする小物が溢れています。
広いリビング・ダイニングの一角にある、お施主様の寝室スペース。
部屋中央にある間仕切りカーテンで寝室を仕切ることもできます。
爽やかなファブリックがかかった右側壁面は、大容量のオープン収納。
子供部屋には、ブルーグレーのアクセントクロスを貼りました。
人が集うこともできる開放的な住まいの中で、落ち着ける自分だけの空間を確保しています。
玄関は照明の光をアクセントにした、クリーンな空間。