30代女性のひとり暮らし用マンションリノベーション事例です。
しっかり者で柔和な雰囲気のお施主様が
日々の暮らしで大切にしているのは、イライラしないこと。
イライラポイントをなくして、叶えたかった要望は
・服や靴がたくさんあるので、収納をたっぷり設けたい
(服を仕舞い込んでしまっていて、収納方法に困っている)
・服を選ぶ時に、靴も一緒にコーディネートしたい
・テレビが好きなので、どこからでもテレビを見たい
・明るく開放感のあるキッチンにしたい
・お気に入りのアイテムを可愛く飾りたい
など。
インドの服がお好きなお施主様に合わせ、ヒンディー語で「अच्छा(アッチャー)」をコンセプトに。“いいね!”と心が動いた瞬間に使われる、特別な言葉です。
日本語の「あっちゃー(やっちまった)」が無くなり、「अचर(これいいね!)」が溢れるように、お施主様のライフスタイルを反映し、好きを詰め込んだ住まいです。
model BLUE EYE
玄関を入ると、視界いっぱいにショップのようなWICが広がります。
お施主様の好きな色鮮やかな洋服が並び、ウキウキと心が弾みます。
ガラス戸に取り付けたドアハンドルは、表面を鎚でたたいて仕上げたもの。
経年と共にくすみ、渋い色合いへと変化する真鍮をセレクトしました。
大容量の靴棚を兼ねた玄関。
構造上除けない段差を、床レベルを上げることで整えています。
壁2面のラックに、服を飾るように収納しています。
デッドスペースになってしまう角のコーナーには、棚を造作しました。
浴室へと続く脱衣所はカーテンで仕切って、フィッティングルームのようにデザイン。
お花のようなペンダントライトもポイントです。
ハットやバッグを置く棚はライトアップ。
姿見の上にもライトを取り付けて、毎日ショッピングするようにコーディネートを楽しめます。
ランドリールームへと続く壁には、フィギュアを飾れるような小さなニッチを設けました。
ランドリールームは、窓からの光を取り込んで、サンルームとして使用できます。
畳み台にもアイロン台にもなる作業机を造作しました。
もともとお持ちのアンティーク家具に合わせて、流木を使って作った収納スペース。
左のドアはトイレ。シンプルな木のつまみをノブとして使用しています。
アール壁の向こうに明るいLDKが広がります。
カーテンパイプを取り付けているので、将来的にカーテンで目隠しすることもできます。
白と木目を基調に、ナチュラルな雰囲気で落ち着くキッチン。
オープン収納には、食器はもちろん、炊飯器なども収まるようにデザインしています。
視界から隠れるキッチン横に、大容量パントリーがあります。
LDKの一角にある洗面・化粧スペース。
床面はすっきりと掃除しやすく、棚板の角はアールにして導線の邪魔をしないようにデザインしました。
もうひとつのアール壁で区切られたヌックは、おこもり感のある寝室として。
床の段差に引き出しを取り付けて、寝具が収まる収納スペースに。
大きな壁付けテレビを支える金具もすっきりと収まるように、壁面はニッチにして補強してあります。
テレビは角度を変えられて、寝室ヌックからも見られるようにしました。