転勤もあり、賃貸の暮らしを続けてこられたお施主様ご夫婦。
夫婦で過ごす新しい時間を大切にしながら、季節の移ろいや日々の営みに寄り添う理想の暮らしを叶えるため、マイホームを取得し、ライフスタイルに合わせてリノベーションをすることになりました。
料理の段取りを考えながらお酒を嗜んだり、旬の食材を食しながら談笑したりと、
キッチンで過ごす時間が好きなおふたり。
今日は何を食べようか。そんな会話を繰り返しながら作るお気に入りのレシピは、
慣れ親しんだ家庭の味になっていきます。
調理にも食事にも使い勝手のいいカウンターテーブルを中心に、
穏やかな食の時間を充実させたプランです。
風呂やトイレなど、既存利用できるものはそのままに、
持ち物に合わせた大容量クローゼットの造作など、こだわりどころは計画的に。
明るい光が差し込み、すくすくと育つ観葉植物に囲まれた、自然体なご夫婦の住まいです。
土間を広く設けた玄関からは、リビングへと続く動線と、大容量のクローゼット直通の2ルートがあります。
ご主人の希望を叶えて、可動式の靴収納を壁一面に造作。
長い着丈のコートやワンピース、ハンガーにかけるトップス、畳んで仕舞うもの、バッグ、サングラスやアクセサリーなどの小物。
それぞれに合わせた収納スペースを造作しました。
中央の棚はオープンラックにして、空気が通る仕様に。
落ち着くライトグレーのクロスで仕上げた寝室。
床には、自然がつくり出す美しい偶然性を感じられるストーン柄のタイルを。
トイレは既存をそのままに、質感のあるクロスに張り替えました。
温かみのある木材をアクセントにした、洗面スペースには
清潔感と透明感のあるアイスブルーのタイルを貼り付けました。
額縁のようなデザインのミラーキャビネットは、toolboxからセレクト。
廊下からLDKの眺め。
明るい部屋で観葉植物も元気いっぱい。癒し効果、リラックス効果も抜群です。
2面の窓から明るい光が差し込みます。
ダクトレールにフックを取り付けて、ハンギングプランツを。
カウンターは、横にダイニングテーブルを置いても良いように、サイズを設計しています。
対面キッチンと迷った末、窓からの景色を見ながら料理ができる壁付けスタイルに。
傷や汚れに強い素材なので、大胆に料理をしても安心です。
キッチンを中心にした楽しい食の時間を充実させるカウンターテーブル。
食器棚を兼ねています。
ハイスツールに座った時の座り心地を快適に、かつ使用しない時にも動線の邪魔をしないように、
椅子をカウンターの下に収められるようにしました。
アールに沿わせた木製のリブもポイント。
キッチンからパントリーへ。回遊性を持たせてあります。
テレビは壁付けにして配線を隠し、見た目すっきり。
読書灯にもなるゴールドの照明を取り付けました。
部屋の一角に、アンリ・マティスのポスターと間接照明、エレキギターを。