海が見える素晴らしい立地にある一戸建てのリノベーション事例です。
祖父母が住んでいたという、築60年の家を引き継いだお施主様ご夫婦。
元々南側にあった和洋二室を、一面に窓がある明るい一室に作り替えて、
友人や親戚が集まることもできる広いLDKへ。
水回りや寝室を一階に集約して、これから長く暮らすことを考えられたプランです。
食器棚の扉、雪見障子、ドレッサーなど、愛着のある備品を移設して再利用し、
和と現代が調和する素敵な空間になりました。
あちこちに祖父母の温かな面影を感じながら、
ご夫婦らしいエッジを効かせたインテリアが活きる住まいです。
玄関ホールのゆったりとした間取りはそのままに、壁一面に大容量の靴箱を造作しました。
靴の脱ぎ履きや、ちょっとした荷物置きに便利なベンチも新設。
アンティークな雰囲気のある型ガラスは、既存内窓を再利用しています。
トーンを合わせた飾り棚には、お気に入りのイラストを。
シルバー・グレーのインダストリアルな雰囲気と、木材・和の建具が調和したLDK。
天井の段差を利用して、間接照明を設置しました。
キッチンカウンターはニュアンスのあるモールテックス仕上げ。
カウンターにある収納には、元々食器棚に使われていたガラス扉を再利用しています。
中は可動棚にして、使い勝手よく。
冷蔵庫やパントリーは、障子で目隠ししています。
和室にあった雪見障子を再利用したパントリー。
食器棚や冷蔵庫が収まっています。
壁面にはライトグレーのタイル。調理家電はシルバーで合わせて、まとまりよいキッチンに。
あちこちに飾られたグリーンが生き生きと映えます。
キッチンカウンターの一角に、ワーキングスペースを設けました。
同じ空間で同じ方向を向きながら、お互いの時間を過ごすことができます。
窓辺のアームチェアはのんびりスペース。
広いLDKには、気分に合わせて過ごせる場所がたくさんあります。
構造柱の厚みに合わせて、テレビボード、窓側の可動棚を作りました。
ピースな気分になる、ロレイン・シュナイダーのポスターを飾って。
水回りは白を基調にクリーンに仕上げました。
濃紺タイルを貼り付けた造作洗面台が、空間を引き締めます。
玄関ホールから奥に進むと、右手にウォークインクローゼット。
その先に寝室があります。
突き当たりのカーテン部分にも収納があります。
寝室の一角にあるのは、お祖母様から引き継いだドレッサー。
傷んでいた天板部分を補修しました。
床は、汚れにくさと美しさが両立した、木目デザインの塩ビタイルを敷いています。
犬にはもちろん、人も快適に過ごせる床材です。