とびきりこだわったインテリアで、悩みのタネが生活家電をどうインテリアとなじませるか。
とくに冷蔵庫は大きいので、デザインテイストが合わないと目立ってしまってインテリアから浮いてしまいがち。
見た目重視で選んでオープンに配置する人。
機能重視で選んで上手に隠して配置する人。
今回はインテリアの達人の冷蔵庫事情をご紹介します。

見せる派1：シンプルな無印のキッチン

業務用キッチンで無彩色でまとめたY様邸のインテリア。
冷蔵庫はシンプルな無印のものをセレクト。
白い壁と調和し、カジュアルな空間にぴったりです。

→WORKS 61「ビアガーデンに住む」名古屋市瑞穂区・マンションリノベーション
　

見せる派2：アメリカンな骨太冷蔵庫

L字の大きなキッチンのK様邸では、正面からも側面から見てもかっこいい、GEの冷蔵庫を導入。
奥行き800mm以上のアメリカンサイズですが、骨太なインテリアには違和感なく調和します。

→WORKS 36「骨太広場」名古屋市東区・マンションリノベーション

見せる派3：ちょっとレトロな冷蔵庫

カフェのようなK様邸のキッチンには、
ちょっとレトロな白い冷蔵庫。
カーブを描く取っ手が、アンティークなインテリアにぴったりです。

この冷蔵庫は日立製の3ドアタイプ。
ただ残念なことに、廃盤でございます。。。

→WORKS 85「NEWOLD」岐阜県瑞穂市・マンションリノベーション
　

見せる派4：世界観を壊さない、壁と同系色の冷蔵庫

まるでアンティークショップのようなK様邸。
キッチンには無印のステンレス冷蔵庫をオープンに配置しています。
どこにあるか分かりますか？

壁と同系色でなじませるだけでなく、オブジェやドライフラワーなどに視線を誘導し、
冷蔵庫の存在に気付きにくくするという高度なテクニックです。

→WORKS 111「Lively Apartment」名古屋市千種区・マンションリノベーション

隠す派1：多機能冷蔵庫を死角に配置

一切の生活感のない、N様のキッチン。
冷蔵庫はどこにあるのかと言いますと。。。

キッチンと洗面の間にある家事スペースに。
キッチンに立たない限り冷蔵庫が生活空間から見えることはありません。
生活感をなくし、すっきりと暮らすためのレイアウトです。

→WORKS 80「美しく無骨」名古屋市昭和区・マンションリノベーション

隠す派2：冷蔵庫はパントリーに

色合いや素材が統一されたO様の美しいキッチン。
生活感を出したくないため、家電類は全てパントリーに。
食材ストックを取り出す作業が1箇所で済むので、家事導線が効率的。

冷蔵庫は無印のステンレスタイプ。
見せてもかっこいいプロダクトですが、視線の高さに物を置かないことを優先したインテリアにしています。

→WORKS 110「FLAT LIFE」愛知県海部郡・マンションリノベーション

隠す派3：作業台にもなる業務用冷蔵庫

最後は変わり種。
前回の記事でも登場したT様邸のキッチンは、ぱっと見冷蔵庫の姿は分かりません。

実は、業務用冷蔵庫（コールドテーブル）を導入しています。
目線より低い位置にあるため存在感が少なく、作業台にもなる優れもの。
ただし、排水工事が必要だったり、物の出し入れのたびに屈む動作が必要だったりするので、
飲食関係の仕事の経験のあるプロ向けの技です。

→WORKS 35「暮らしの交差点」名古屋市千種区・マンションリノベーション

冷蔵庫は、圧倒的な無印人気です

見せるにしても、隠すにしても、エイトデザインのリノベーションのお施主様には、無印良品の冷蔵庫が圧倒的人気でした。
シンプルなプロダクトは、どんなインテリアにも調和しますね。
見た目重視派も機能重視派も、いろいろなアイデアで楽しい冷蔵庫ライフを！