料理上手で明るい奥様と、溌剌な旦那様。
35歳のお施主様夫婦によるリノベーション事例です。
2007年に大工の父親が建てたという3階建ての立派な一戸建て。
ゆくゆくは家ごとリノベーションしたい、という夢を抱きながら、
今回は、3人の子供部屋があった3階フロアを1LDKにリノベーションして、
夫婦の住まいを整えました。
叶えたかった要望は、
・キッチンが欲しい
・もともと洗面とトイレがついていたが、使いやすく造作したい
・書斎が欲しい
・父親が作った家の構造は変えたくない
など。
ご両親が住む1・2階のフロアと雰囲気を変えて、ホテルライクなデザインの3階へ。
家の中で空間を切り替え、ライフステージに合わせた住まいが叶いました。
model 雪月
OSB合板を張った無骨な雰囲気の1、2階フロア。
旦那様の仕事が縁で知り合った画家、安田悠さんの作品を飾ったお気に入りスペース。
新たに造作した洗面台。壁面はキッチンパネルを採用して、磁石が付く仕様に。
ティッシュ、ゴミ箱、ハンドソープなど、浮かせる収納で清潔を保ちます。
シンクは深型にしたかったので、キッチン用の製品をセレクトしました。
シックなカラーで落ち着くトイレ。
書斎には漫画やユニフォームなど、大切なアイテムがズラリ。
壁一面に貼った有孔ボードは、バッグやキャップの収納と飾り棚を兼ねています。
開放感を出すために、LDKは勾配天井に。シーリングファンを取り付けて空気を循環させています。
書斎とつながる室内窓は、灯りでお互いの存在を知ることができます。
3面採光の明るい部屋で、観葉植物も元気に育ちそう。
マッサージをしたり本を読んだり、ゆったり過ごしたいリビングにはカーペットを敷いています。
無彩色の壁紙+カーペットが、ホテルライクな雰囲気を演出します。
キッチンからの眺め。
モールテックスで仕上げた造作キッチンと、雰囲気を合わせて作ったカップボード。
引き出しとオープン棚を組み合わせて、使用頻度やアイテムにあわせて食器や調理器具を収納しています。
冷蔵庫は一番奥に設置。
家電の色が黒で統一されているので、キッチンがすっきりとした空間に見えます。
食事をとるカウンターはお施主様がDIYで作ったもの。
横に並んで座ることで省スペースが叶い、且つ、配膳もすぐに出来る家事楽なレイアウトです。
調理中には、向かい合って会話しながら過ごすこともできます。